第2回ジャーナルクラブがオンラインで開催されました。

三菱ケミカル株式会社の高玘主席研究員がnpj Computational Materialsに掲載された下記論文の紹介をおこないました。
TADF材料(有機ELの発光材料の一種)をターゲットに、量子コンピュータのシミュレターと実機上で励起状態を計算すること、特に実機の計算においてエラー緩和の手法を利用することで光学特性の実験値を予測することに関して説明がなされ、活発な議論がおこなわれました。

紹介論文:
Qi Gao, Gavin O. Jones, Mario Motta, Michihiko Sugawara, Hiroshi C. Watanabe, Takao
Kobayashi, Eriko Watanabe, Yu-ya Ohnishi, Hajime Nakamura & Naoki Yamamoto
Applications of quantum computing for investigations of electronic transitions in phenylsulfonyl-carbazole TADF emitters.
npj Computational Materials 7, 70; Published 20 May 2021

2021年07月06日(火)